
顎間ゴムとは?矯正治療の仕上げ
SNSなどで、「上下のブラケットやワイヤーにゴムをかけている」様子を見かけたことはありませんか?
これは「顎間ゴム」と言うもので、矯正治療で歯を移動させたり、最終仕上げをする段階でよく使われるものです。
今回はこの顎間ゴムについて詳しくご説明します。
顎間ゴムとは
顎間ゴムとは、矯正治療で上下の歯やワイヤーに「ゴムかけ」する際に使用する医療用の輪ゴムのことを言います。
直径約3〜10mmで、ラテックス製のものが主に使用されています。
顎間ゴムの用途
顎間ゴムは「歯を前後・左右・上下に引っ張る」といった作用をするため
・抜歯後のスペース閉鎖
・上下の歯並びの前後合わせ
・上下の歯並びの正中合わせ
・矯正治療の仕上げ段階の、かみ合わせの緊密化
などに用いられることが多いです。
ワイヤーで用いられることが多いですが、マウスピースでも歯にボタンのようなものをつけて使われることがあります。
顎間ゴムを使用する際の注意点
顎間ゴムは上手に使えば効率よく歯を移動することができますが、患者さんご自身で毎日つけ外しをしていただく必要があるため、使用時間が短い場合などではあまり効果が見られない場合もあります。
顎間ゴムを使用する際は、以下のような点に注意すると良いでしょう。
・決まった時間(終日、または夜間など指示された通り)使用する
・食事の際には外して、速やかにハミガキをしてつけなおす
・毎日新しいゴムに交換する
・ネイルアートなどで爪が長い場合は、専用の着脱用フックを使用する
・ラテックスアレルギーがある場合、担当医と相談してラテックスフリーのものを選ぶ
・顎関節症がでた場合(痛みがあったり口が開きづらいなど)、使用せず担当医に連絡する
顎間ゴムを適切に使用すれば、矯正治療をよりスムーズに進め、綺麗に仕上げることができます。
毎日コツコツの積み重ねで、日々少しずつ歯並びが綺麗になっていくような楽しい矯正生活を送ってみてはいかがでしょうか。
著者

林 在娟(りん ぜよん)
御茶ノ水林矯正歯科 院長
略歴
大阪大学歯学部
歯学博士(大阪大学)
日本矯正歯科学会 認定医






